「よし、じゃあ」
八重樫さんが言った。
「ようやく俺の出番か」
城戸さんはすでに全裸になっている。
「使ってもいいよな」
城戸さんが僕に言った。使う、つまり、太陽を犯すってことだ。
「まあまあ」
八重樫さんがそんな城戸さんを止めた。
「今日はまず、諒君からだろ」
僕の顔を見た。
「えっ」
みんな何も言わなかった。
「あっ」
何を言われたのかようやく理解した。
「なんだ、まだしてなかったのか」
城戸さんが言った。
「SMしようってくらいだから、てっきりもう何度もしてるのかと・・・ってことは、まだ童貞か?」
「はい」
僕は少し赤くなった。
「童貞が、このど変態に命令して、縛って蝋を垂らしてたのか」
なんだか凄く恥ずかしい。
「何かやらない理由でもあるのか?」
首を左右に振った。確かにまだ太陽とセックスしていない。今までにしたことといえば、太陽のお尻の中を触ったり、手を突っ込んだり、僕のちんこをしゃぶらせたりおしっこ飲ませたり。そして今日、縛って蝋燭垂らして鞭打って。
「なんだか・・・忘れてた」
いろいろありすぎて、普通のセックス、というものを忘れていた。
「忘れてたぁ?」
八重樫さんが大笑いした。
「SMするのに頭がいっぱいで、普通にセックスとか忘れてたってか」
「は、はい」
顔が熱い。
「まさか、オナニーするのも忘れてたとか?」
「それはちゃんとしてます」
ますます顔が熱くなる。
「そうか。じゃ、今日で童貞喪失だ」
佐伯さんが言った。

「諒君」
しゃがんだままの太陽が、真剣な目で僕を見上げている。
太陽の体の縄を解くと、くっきりと縄の痕が付いていた。
「すげぇ、やらしい」
僕はつぶやいた。なんだか縛られていたときよりエロく感じる。そんな条痕が付いた太陽を、うつ伏せに寝かせる。背中にも縄の痕と、鞭の痕がくっきりと残っている。そんな縄の痕を指でなぞってみる。
「あぁぁ」
太陽が声を上げる。そのまま指をお尻の方に滑らせる。太陽のお尻の穴にローションを塗り付け、そこに指を入れる。
「これくらい平気なんでしょ?」
太陽の穴には僕の手が入ったんだから、指の1本くらい、何も入ってないのと同じだろう。
「諒君に入れられてるのは嬉しいよ」
でも、太陽はそう言う。
「慣らさなくていいから、強姦して」
そうだった。太陽は強姦されたいんだ。
「さすが変態だね」
僕のちんこはもう痛いくらいに勃起している。みんなに見られながら裸になったときは緊張してたししなびてた。それが、本当に太陽に入れるんだと思うと、それだけで爆発しそうなくらいにガチガチになる。
太陽を仰向けにして、足を持ち上げて丸見えになった太陽の穴にちんこを押し当てる。
「ああっ」
それだけで太陽はあえぐ。太陽は自分から穴を僕に押し付ける。
「そういえば、太陽って誰に最初に入れられたの?」
ふと気になった。
「今それ聞く?」
太陽は早く入れられたそうだ。
「言えよ、誰に入れられたのか」
太陽に命じた。
「八重樫さんだよ」
あの5人の誰か、たぶん佐伯さんだろうと思っていた。半分当たり、半分外れだった。ちらっと八重樫さんを見た。八重樫さんはちょこっと肩をすくめる。
「だって、あの頃は、諒君の奴隷になれるなんて思ってなかったし」
「気持ち良かった?」
太陽が言っていることを無視して僕は聞いた。
「えっ?」
「気持ち良かったかって聞いてるんだよ」
太陽の穴に指を2本突っ込んだ。
「痛かった、最初は」
「でも、もう気持ち良くなったんだ」
「うん」
「それっていつの話?」
「1年くらい前だったかな」
太陽もちらっと八重樫さん達の方を見た。
「その頃から僕のこと好きだったの?」
「好きっていうか・・・ずっと気になってて、命令されたいって思ってた」
(命令されたいって、どんなんだよ)
普通じゃない。普通だったら、抱かれたいとか抱きたいとかだろう。命令されたいって・・・
「僕とセックスしたかったとかじゃないんだね」
少し太陽が考えた。
「そういうの全部ひっくるめて、諒君の奴隷になりたかった」
そして、付け加えた。
「その頃から俺は諒君の物になりたかった」
知らなかった。そんな前から僕のことをそう思っていたなんて。僕はちんこを太陽の穴に押し当てた。
「じゃ、犯してやる」
そのまま押し付ける。
「諒君」
でも、そこで体を止める。
「犯してくださいってお願いしろよ」
太陽が少し嬉しそうな顔をする。大人の人達は何も言わずに僕と太陽を見ている。
「犯してください」
太陽は、僕の腰に手を当てた。

太陽の穴にちんこを押し付ける。力を入れる。
太陽の穴が開く。僕が少し入る。
「あぁ」
太陽の小さな声。
「もっと」
太陽が僕を求める。
「強姦されたいんじゃないの?」
太陽の顔を見て笑った。
「どっちでもいい、諒君が入れてくれるなら」
腰を押し付ける。そのまま太陽の上に覆い被さるようにする。ちんこが太陽の中に入ったのを感じる。
「ああ、入った」
太陽が声を上げた。更に押し付ける。
「奧に入ってくる!」
太陽が大きな声を出した。すぐに僕の股間が太陽のお尻に当たる。本当に奥まで入ってるってことだ。僕は太陽で童貞を失ったんだ。
「入った」
あの時見た、太陽の内側。赤くてヌメヌメして柔らかい太陽の中。今、僕はそこに入れてるんだ。あの時は指でそこを触っただけだったけど、今、僕のちんこが入っている。太陽の内側が、僕のちんこを暖かく包んでいる。
「嬉しいんだろ、この変態」
僕は太陽に声を掛ける。
「うん、嬉しい」
ゆっくりと体を動かしてみる。太陽の内側が僕にまとわりついている。
「変態のくせに」
もう一度体を押し付ける。
「はい」
太陽のちんこもがっちがちに勃起したままだ。僕ももちろん、太陽の中で同じように勃起している。
「キスしたい」
太陽が言った。
「奴隷のくせに」
そう言い返す。あの校舎の屋上でキスされそうになった時のことを思い出した。あの時は太陽とキスするなんて思わなかったし、キスされないように顔を背けたり逃げたりした。
それが、今・・・僕は口を少し開いて太陽に顔を近づけている。
「んん」
太陽が口を押し付けてきた。
(僕、初めてのキスだ)
太陽に入れて童貞を失った。そしてファーストキスも太陽とだ。太陽が舌を入れてくる。僕も夢中で舌を入れ返す。
「諒君」
太陽が僕の名前を呼ぶ。僕も太陽を呼び返そうと思ったけど、僕はご主人様だということを思い出す。
「奴隷のくせに」
顔を離し、頬を平手で叩いた。その瞬間、太陽のお尻が僕のちんこを締め付ける。
「叩かれると気持ちいいんだ」
もう一度叩く。やっぱり叩いた瞬間、太陽の穴がきゅっとなる。
「この、変態」
腰を打ち付ける。何度も繰り返す。太陽の喉の奥から息が漏れる。声が漏れる。太陽のちんこからガマン汁が溢れている。それを指ですくって太陽に舐めさせる。その僕の指を太陽が咥える。その指を口の奥に入れる。口の中を指でかき回す。指で犯しているみたいだ。
腰を太陽に打ち付ける。くちょくちょと音がする。気持ち良くなってくる。
「出して欲しい?」
太陽に尋ねる。
「中に出して」
太陽がとろんとした目で僕に言う。
「出してください、だろ?」
「出して、ください」
そして、僕は太陽の中で射精した。

「どうだ、初めてやった感想は」
「まぁ・・・奴隷だから」
感想になっていないのはよく分かってる。でも、太陽は僕の奴隷だ。それを使った感想として『気持ち良かった』とは言いたくない。
「じゃあ、俺達も犯っていいな」
僕はうなずいた。
「でも、次からは一人1万円ね」
「なかなかがめついガキだな」
城戸さんが笑った。
「だって、これからローションとか、SMの道具とか買わないといけないし」
「だから、奴隷の体を金に換えるって訳か。お前はそれでいいんだな」
八重樫さんが太陽に言った。
「うん、ご主人様の命令だから」
太陽が答える。
「でもな」
八重樫さんが僕に言う。
「俺達は1万でいいが、俺達以外の男にも抱かせるなら、一回5万位は取れよ」
まぁ、1万円っていうのは半分冗談だったけど、僕はうなずいた。
「それくらいが普通なの?」
「まぁ、SM出来る中学生ならそれくらいだろ」
城戸さんが言った。

「さて、と。ご主人様は休憩してもらって」
八重樫さん、城戸さん、佐伯さんが全裸の太陽に群がる。いきなり太陽の穴に入れる。口に突っ込む。乳首をひねり上げる。
(すげぇ)
僕は彼等に近寄る。口に突っ込まれている太陽の表情を見る。涙目になっている。
「もっと奥まで入れるか?」
口に突っ込んでいた佐伯さんが言った。あの時、僕は『もっと』って言ったっけ。
「奥まで入れて」
「分かった」
佐伯さんのちんこが奥に突っ込まれる。太陽の目から涙がこぼれ落ちる。
「太陽、泣いてる」
僕はそれを見て笑う。苦しそうな太陽の顔を見るのが嬉しい。
「お前もやるか?」
太陽の乳首をひねり上げていた城戸さんが言った。僕は片方の乳首を摘まむ。その指にぎゅっと力を入れる。人差し指と親指でひねり潰すように力を入れて、グリグリと乳首を揉む。
「んん」
太陽の体が仰け反る。
「これで気持ちいいんだ」
「こいつは体中どこでもいたぶられると気持ちいいんだよ」
城戸さんが太陽の玉を握る。
「握り潰してやろうか?」
僕の顔を見る。玉を握っていた手を離す。
(僕の奴隷なんだから)
僕は城戸さんの代わりに玉を握った。その手に力を入れる。
「うあぁ」
握りつぶそうとした。でも、たぶん僕の力じゃ潰れない。さっき乳首を摘まんだときのように、親指と人差し指で玉を摘まむ。その指に力を入れる。
「うぅぅぅ」
太陽が体を捻る。
「痛い?」
太陽の手が玉を掴んでいる僕の手の方に動く。その手を城戸さんが掴む。
「痛いかってご主人様が聞いてるんだ」
「痛い・・・です」
「でも、潰して欲しいよね?」
「・・・はい」
小さな声だった。
「本気か?」
また城戸さんが尋ねた。
「はい」
また小さな声で太陽がうなずいた。
「ご主人様に壊されたいんだな、お前は」
「はい」
(本気だ)
その太陽は本気でそう答えているというのが僕には分かる。太陽は僕に壊されたいんだ。また太陽の恐ろしい一面を知った気がした。
「盛り上がってるところ悪いが、こっちはそろそろイきそうだ」
太陽を掘っていた八重樫さんが言った。僕は太陽の玉を握り直して太陽の穴に入っている八重樫さんのちんこに顔を近づけた。
目の前で太陽の穴に八重樫さんのピアスが付いたちんこが出入りしている。ぐちょぐちょと音が聞こえる。それに合わせて太陽のあえぎ声が聞こえる。
「ほら」
八重樫さんがちんこを抜き、また入れる。それを何度か繰り返して僕に見せてくれる。太陽の穴がぽっかりと開いていた。
「凄い」
「凄い穴だろ」
そして、また奥まで突っ込む。
「ほら、中で出してやる」
八重樫さんのちんこがビクビクと脈打った。

      


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